30代女性が初めて担降りを決意した話

ほぼほぼ初めてブログを書いてみる。

自分の気持ちを消化するための記録用。

書き慣れていないし普段文章も読み書きする方ではないので

万が一読まれる方がいたら最初に謝っておく。駄文乱文ごめんなさい。

 

ジャニーズを応援するにあたり「担当」とは伝統文化である。

現在アイドルがポップカルチャーとして浸透しサブカルチャーではなくなった。

「推し」なんて言葉、そこらじゅうで聞くことができるし、そういう意味ではオタクは市民権を勝ち取ったと言っても過言ではないのかもしれない。

オタクの間口が広がったことで一般人とオタクの境目がなくなり、グラデーションのようだなとも思う。

オタクにも濃淡があるし、縦軸だけでなく横軸も存在し、応援の仕方は様々だなと。

何が受け入れられて、何が無理なのか。リアコもいれば担の恋愛に沸くオタクもいるわけだ。

 

それと同時に、「担当」という概念も多様化した。

「推し」が浸透し、ジャニーズ界隈にも逆輸入(逆輸入なのか知らんけどw)され、担当と推し、同義語と捉えるか似て非なるものと捉えるか、いちオタクに、いち担当の考え方が存在するかもしれない。

 

かくいう私はどちらかいうと古のオタクに分類されると思う。

(諸先輩方も沢山いると思うので古と言って良いか判断に迷うところではあるが)

私がオタクになったときはまだ推しなんて言葉浸透していなかったし

なんなら副担とかあった。ちなみに副担任ではない、副担当だ。

オタク同士で名刺作って交換したり、無○良品の紙袋に自担の顔貼りまくってうちわ入れたりしてた時代(当時子どもだったので憧れていただけで実際に名刺交換とかはしていない世代)

そんな時代を生きていたのでw私の考え方はもちろん

推し≠担当   である。

推しは好きな所だけ好きな時だけ美味しい所だけつまんで食べられる。

いわばじじばばが孫をかわいがるのと大体一緒(そうか?)

担当は嫌な所も認めて時には怒り、大変な時期も同じ方向を見て一緒に進む、

責任を持って応援する、もうそれは婚姻であり親である(大真面目)

 

だからこそ担当を降りるのは人生において大きな決断だ。

離婚して即日再婚みたいなもの(語弊がすごい)

 

そもそも長年アイドル好きで1人がずっと好きだったわけ???と

万が一これを読む方がいたら思うかもしれない。

答えとしては、そうではない。

脱線するが私の人生で元担は(降りたので)2人になる。

それとこのブログがずっと脱線していることはわかっている。

自分の備忘録だからまあいいだろう。

 

最初の担当は、簡単にまとめてしまえば私が降りる前に辞めたのだ。

彼が辞めてなければもしかしたらずっと1人を好きだったかもなあ

 

デビューは確定だと思ってた。だって社長お気に入りのグループだったから。

当時ジャニーズJrのトップにいたグループだった。

07年の横浜アリーナで泣き崩れた思い出は一生忘れないし最早トラウマなのでw

今でも思い出しただけで泣けてくる。

どうでもいいけど、あれを経験した該当担って今でもオタクやってるのだろうか?

話が合いそうなのでぜひ友達になりたい。

あれ以上に辛いことなんてなかったし、正直その後から今まで、運営がいろいろとひどいことするって憤慨するオタクたちにも「いやいやそんなもんじゃないぜ」って上から何目線?って思ってしまうことも多々ある。

思春期には辛すぎる現実だった。

生き方がわからなくなってしまって、あぁこれが絶望ってやつかぁなんて思ったりもしたんだけど。

それを救ってくれたのが2人目の担当くんだった。

もう全然推されなくて、仕事もないのに大人のオタクたちが多くてチケット取れないし

仕事もないしw

全然追えないことが嫌になったのと、そろそろオタク卒業しないとという気持ちもあって(結局今こういうブログを書いているわけだけど)、現実を生きたり、またオタクに戻ったり、韓国にはまったり、オタクに戻ったり、最初の担が芸能活動再始動したからそっち行ったり、現実を生きたりして。

降りるって選択肢にはなくて。

嫌になったら離れることを無意識に選択していたのかもしれない。

 

完全にオタクに戻ったのは18年頃。

(なので2010年代のジャニーズ全然わからないww)

ゆーちゅーぶさんでチャンネルができたことがやっぱり大きいなと思う。

彼らが大きな選択をした時、絶対デビューしよう!!!!

っていい大人がまた横浜アリーナで大泣きした。

実際デビュー決まった時も大泣きした。一生ついていく!!!

って思っていた。

初めてデビュー担になった。念願の、である。

 

でもデビューした彼らを取り巻く環境が変わりに変わって

本人達は変わってないのかもしれないけど、追うことに疲れて。

求めるものと供給されるもののギャップとか、それに対するファンの反応のギャップとか。

デビューして人気が出て、最高なことなのにそこに追いつけない自分がいて。

あんなに全員好きだったのに箱で推せなくなっていた。

最初はただの冷め期だろ、とか軽く考えていたんだけど、まぁ自分のテンションが戻ってこない。

 

そんなときに、「推し」を作ればもっと楽しくなるよ!

と言われていたことを思い出し、いろんなグループの動画をあさってみた。

ちょっとでもかわいい子が見つかればラッキーなんて軽い考えで

……そして見つけてしまったのだ!!

推しを見つけようと思って、探して、見つかる。ってそんなことあるんかい!

と我ながらツッコミを入れた。

気がついたら、寝る間も惜しんでこれまでに上がった動画と島TV全て見ていた。

2022年冬が終わろうとしていた時期だった。

 

それでも、やっぱり担になるつもりはなかったし、一時期のブームで終わるかもなとも思っていた。

 

私は一旦ハマるとそればかり見る体質でそのうち落ち着くことが多かったからだ。

韓国ドラマにハマった時には20話を繰り返し3周したし、風磨のBut…のバックにつく森本慎太郎が好きすぎて毎日見ていたりした。(慎ちゃんのダンス刺さりまくる人、もっと踊ってほしい)

 

推しは自担からの逃げ場という存在だった。

 

まぁ、ただ全然熱が冷めない。

気付いたら推しくんのことを考えてるし、余計自担のことに興味がなくなっていった。

推しの仕事が気になるし、アイドル誌が発売されるだけでめちゃくちゃに嬉しい、という気持ちを久しぶりに味わった。

どんなエピソードが話されているのか、どんなビジュアルだろう、とまだまだ知らない推しくんのことをひとつひとつ知っていけることにうれしさを覚えた。(…恋?)

 

こんな感情、現実でもオタクとしても久々すぎて!気持ちは完全に高校生である。

 

これ、もはや担当なのでは…??

人生初の掛け持ちってやつ…?????

自問自答の日々がやってくる。

 

でも私はそんなに器用な人間ではない。

あくまでオタクは趣味としている人間で、普段の生活も家庭もある。

あっちの現場こっちの現場行ける生活力もないし、心が切り替えられない。

私の心の中のオタク国では多重婚は許されていないのだ。

 

それでもここまで降りる決断をしなかった(いや、できなかった、という方が正しい気がする)理由が2点ほど挙げられるだろう。

 

第一に推しくんの年齢。もう私は確実に本人よりママに近い年齢だ。なので実質ママ。

いつかママと呼んでほしい(?)

推しの年齢<<<<私のオタク歴 であることはひとつの衝撃だ。

推しが生まれた年、いや、一昨日やん、とも思ってる。

こんな綺麗でもない普通のおばさんがかわいいギャルたちと一緒に担名乗っていいの?

随分年下の男の子を自分の担当として名乗る覚悟がなかった。

 

第二に、あんなに好きで一生応援したいと思っていた人とグループから心が離れてしまったという現実を受け止めたくなかった。

私も彼らも何も変わっていないはずなのに、どうして気持ちが離れた?

一体いつから、なにをきっかけに…?(……月9か?)

嫌いになったわけではなかったから余計に信じたくなかった。

あの時、一生応援したいと思った気持ちは確かに本物だったのに、たったの数年で変わってしまったのがただただ悲しくて目を背けた。

 

人間の細胞は3年もあれば全てが入れ替わるらしい。

私も、彼らも、何かが少しずつ変わっていってしまったのかもしれない。

 

 

半年間うじうじしていた私がついに、人生で初めての担降りを決意した。

2022年夏の終わりに。(実に半年もかかったわけだ)

 

推しくんの夏の現場、需要と供給が見合った圧倒的構成とパフォーマンス。

ジャニーズJr特有のあのガムシャラ感と気迫。

個人的にデビュー組とJrの違いはプロ野球と甲子園の関係性に似ていると思っている。

ホームランだとわかっても全速力で走ってほしいし、負けるとわかっていても最後まで諦めずに闘っている姿が最高にかっこいい(ただ実際甲子園見たことないので想像だが)

私は多分一生甲子園が好きなんだと思う。

 

腹を括った男たちのパフォーマンスほど素敵なものはない。

私が求めていたものがそこにはあった。

 

そして私がまだ推しくんの存在を知らなかった頃の映像媒体が発売された。

元々、バックで踊る少年が世界一かっこいいとジャニーさんに教育された人間なので

初めて見る、バックにつく推しくんはステージの端っこでも、どんなにライティングが当たらなくても輝いていたし、本当に主役だった。

 

あとこれは、マイナスの話で全然理解されないと思うが、

推しくんたちだけ新グッズの種類が少なかったのが本当に悔しくて!

あんなにかっこよくて実力もあって素晴らしいグループなのに…

微力ではあるが私が捧げられる物(¥)は全て捧げたいと思いましたww

俺が!!!デビューさせてやるよ!!!!!!(感情はいつだって修造)

 

 

 

 

 

 

 

 

もうこれは降りるしかないだろ!!!

 

 

 

 

 

 

ということで稲葉通陽くんを全力で応援すると決めた30代女性のお話。

 

ちなみにオタクの友達ひとりもいない。

なのにこんなに降りるの大変なんだな。

友人関係もあるとなると降りる行為は相当大変だろうと悟った。